会員および幹事のコラム
会員および幹事のコラム
158号(7月配信)
HACCP制度化と自主管理のあり方
執筆:当研究会幹事 主幹研究員 子林 勝義 氏 (子林技術士事務所代表)
食品衛生法の一部改正が2021年6月1日に施行され、HACCPに沿った衛生管理が制度化され、飲食業者を含め食品事業者は総て「HACCPに沿った食品衛生管理」を進めることになりました。各衛生規範も廃止となり、事業者は、より自主的な衛生管理が求められることになります。
それでは、どのように構築して行けばよいば良いか、ヒントを探ります。
(FABEX2022の主催者特別セミナー(4月14日(木)ミニセミナー)で解説しました)
連載 食品安全確保への実践的社員教育 6回シリーズ
執筆:当研究会理事 副会長 落 亨 氏
食品企業の第一の責任は「安全な食を消費者の皆さんに供給すること」これ以外の責任は、「比較すれば問題にならないほど小さい」。しかし、食に関する事故、特に食中毒を筆頭に、多くの食品に関する不祥事が発生しています。 これらの発生する原因を見てみると、遵守すべきモラルが低下していて、従業員に対する教育訓練不足の問題が根底にあります。 なぜ常識的に実施すべきルールが守られないのか問題点を 「管理・監督者」、「作業者」、「ルール自体」の面から考えてみます。
連載 HACCP に沿った衛生管理と微生物検査 6回シリーズ
執筆:当研究会幹事&近畿HACCP実践研究会理事長 戸ヶ崎恵一氏
最終製品の検査で「合格」って本当? その疑問から出発したのが HACCP です。
微生物検査は全品検査ができず抜取り検査の宿命を持っています。違う言い方では、「あなたは検査していない商品を売らざるを得ず、お客様は検査していない商品を買わされている」となります。HACCP 時代を迎えた今、検査による安全性の確保を見直して、品質管理を含また有益な検査の在り方を提案します。
連載 食品包材の安全・安心 6回シリーズ
執筆:当会会員 内藤真氏(三菱商事パッケージング㈱)
食品と包装資材には密接な関係があります。包材は食品の保存・流通に大きな役割を果たし、また食品の開発にも貢献してきました。包材は食品と接しているため、食品衛生のためには、素材の品質や衛生性、包材工場の環境と管理の整備が必要です。
連載 HACCPをリテール(小規模飲食店など)で有効に実践するか!6回シリーズ
執筆:当会会員・講師 ㈱スープストックトーキョーで実践されている山森純子氏
リテールと製造業では、HACCPの原理原則という部分では当然共通であっても、もともとリテールビジネスが、製造業と大きく異なる事業特性を一部持っているので、工場と全く同じアプローチをしようとすると違和感があります。